70 → 何を表す数字でしょうか?
正解は…タバコに含まれる発がん性物質の種類
発がん性物質が血液と一緒に全身を巡る
タバコには約5,300種類の化学物質が含まれ、そのうち約70種類もの物質が発がん性です。これらの発がん性物質は、のど、肺など直接タバコの煙に触れる場所だけでなく、血液に取り込まれ全身を巡り、図のような体中のがんや病気の原因となります。

タバコをやめられない理由は、依存度を高めるニコチンが含まれているからです。さらに食品などにも使われる成分が添加され、より多くのニコチンを摂取しやすいようにできています。
参考:国立がん研究センター「喫煙と健康」
長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。
また禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。
つまり、病気の予防だけでなく、すでに病気を持った方においてもまず取り組むべき課題です。
禁煙による健康改善
禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられますが、その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状の改善やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます。禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴(ぜんめい)などの呼吸器症状が改善します。また、免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。


さらに禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。肺がんのリスクが低下するのは禁煙5年後以降と少し時間がかかりますが、禁煙して10~15年経てば、様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。
禁煙の効果 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
中村 正和(公益社団法人 地域医療振興協会 ヘルスプロモーション研究センター センター長)
禁煙プログラム参加者募集のお知らせ
厚生労働省では5月31日から6月6日を「禁煙週間」と定めています。
日立健保では、これにあわせて「みんチャレ禁煙」の参加者を募集しています。
「みんチャレ禁煙」は、習慣化アプリ「みんチャレ」と禁煙補助薬がセットになった禁煙プログラムです。
申込期間は6月21日(金)までとなっておりますので、ぜひお早めに下記よりお申込みください。
※「みんチャレ禁煙」の対象者は、20歳以上の被保険者(従業員)で禁煙したい方です。