理事長ご挨拶

日立健康保険組合 理事長
㈱日立製作所 人財統括本部
人事勤労本部長

松永 恭興

皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたび、2024年4月1日付をもちまして田中前理事長の後を受け、日立健康保険組合の理事長に就任いたしました。当健康保険組合に加入されている皆さまの健康維持・増進と、円滑な事業運営、組合発展のために最善を尽くしたいと存じますので、前理事長同様、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

さて、健康保険組合を取り巻く状況は、全ての団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に到達する2025年を目前に控え、医療の高度化等も相まった医療費の上昇により、当健康保険組合の財政は従来以上にますます厳しいものとなり、2024年度の予算は赤字予算となりましたが、今年度は積立金等の活用により健康保険料率の引き上げを行うことなく現状を維持してまいります。

しかしながら、今後、医療費が上昇し続けた場合は、健康保険料率の引き上げについても検討せざるを得ない状況でもあります。

このような環境下、当健康保険組合としましては、健康増進事業の更なる推進と、医療費適正化を中心とした財政基盤強化等の事業を一層強化してまいります。

健康増進事業では、日立グループ2024中期経営計画に基づく健康経営の取組みと連動した事業として「第3期データヘルス計画」を策定し、生活習慣病、重症化予防及びがん早期発見・治療へ注力することといたしました。また、健康経営優良法人認定取得のための取組みを引き続き強化・支援してまいります。

財政基盤強化事業では、医療費の更なる適正化のため、従前からのジェネリック医薬品の使用促進やレセプト分析を踏まえた受診指導等の医療費適正化に加え、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は市販薬を使用するセルフメディケーションの推進、バイオ医薬品のジェネリックであるバイオシミラーの普及啓発のための取組みを新たに開始します。

最後に、皆さまがご家族とともに健やかな日々をお過ごしいただけるよう、鋭意取り組んでまいりますので、改めて当健康保険組合事業のご理解とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。